hubsanのブログ

とりとめもなく時計をかき集めてます。気になるのはともかくポチッとな。買って溜息、買わずに後悔。
(-.-;)y-~~~

アンティークとして オメガ ジュネーブ


オールドオメガのジュネーブです。


一般的にはアンティークといえば、約100年は経過しているのが基準となりますが、時計の世界では50年経過したものからアンティークとしても良いという事になっているようです。という事で、ここでもそれにあわせて?!50年経過したものはアンティークと表記してます。


こちらもなかなかの年代物。偶然にもこちらも自分の生まれた年に販売された時計でした。(๑・̑◡・̑๑)てことは自分も年代物なのか?!イヤイヤ(汗💦

歳がバレちゃうので詳しくは記載しませんが1970年前後とだけかいておきますね。w


当時はコンステレーションを筆頭に、次にデ・ビルがあり、さらにその下位にジュネーブが設定されていて、ポジションとしてはスタンダードなモデルとなります。今はこのクラスの設定は無くなってしまってます。


スタンダードとは言えキャリパーはcal.620でオメガのオリジナルのものになります。この頃のキャリパーは安定している物が多く、出来の良い物が多く生産されていました。このすぐ後、機械式時計受難の時代になるとは。想像だにしなかった事ですね。いわゆるクオーツショックです。


オメガのキャリパーは写真の通り、赤金というか、銅色していて特徴的でキレイです。(*≧∀≦*)


写真は入手して間もない時のもので、整備前に撮ったものですが、裏蓋のログをみると過去何回かオーバーホールを受けていて、きちんと整備されており、かなり程度の良い個体と推測できます。



また、メッシュベルトも保存状態がとても良くて、使い込まれると型崩れをおこし、波打ったベルトになっていることが多いのですが、これはほとんどヨレがありませんでした。


この時計も先のオールドインターと同じく箱入り娘でしたので、大事にされてたのでしょうね(´∀`*)


この時計は何となく気になって衝動的に手に入れたので、誰に渡すとかも決めておらず、未だに箱入り娘のままとなっています。


このまま次の出番があるのか、ないのか、どれくらい待つこととなるのかと思うと、手に入れたのが良かったのか、わからなくなります。まぁ、他の時計も出番はなかなかまわってくる機会が少ないので、似たようなものかも(^-^;


自分の所へ来たのは何かの縁かもしれませんね。生まれ年も一緒ですし。

同じ歳の オールドインター


自分と同じ歳のIWCです。


これはレディースで、ヨメにプレゼント用として自分の歳と同じモノを探し、ようやく見つけたものです。

別に誕生日とかイベントがあったわけでは無いので、ほとんど自分の趣味の押し付けかな〜。(=^x^=)


古い時計はシリアルナンバーなどからいつ作られたかは大体わかるのですが、これは当時の元箱と保証書が残っていて、保証書に販売された年が記載されていました。


この時計は香港の、日系百貨店で販売されたようです。当時はまだ物品税がかけられていて、このような品には確か国内で購入すると30%課税だったはず。昭和20年代なんかは60〜50%代だったようで。。うひゃーΣ(゚д゚lll)


今とはエライ違いですね。そりゃあ外車が安くなる訳だ。

子供の頃、BMWやポルシェでもスッゲー!カッケ〜〜!と見ただけで騒いでいたように記憶してます。珍しかったし、当時はスーパーカーブームだったしねw


昔であってもIWCはなかなかの高級品だったはずなので、海外へ行った時に購入されたのでしょう。裕福なお家だったのかもしれないですね。うちは当時長屋暮らしでとても海外なんて行けるようなお家ではありませんでした。(^-^;白黒テレビの時代だし。。


この時計は相当大事にされていたのではないかと思われます。文字盤、針に痛みはなく、綺麗に箱に入れたまま保管されていました。

時計の中身もほとんど汚れなど見受けられません。


キャリパーはチラネジがついたテンプがついていて、各パーツのエッジの磨きなどもかなり綺麗に仕上げられていて美しいです。(*´꒳`*)




オーバーホールをいつも頼りにしている所へお願いしました。安いだけの変なところには、さすがに出す気にはなれません。


手巻きの感触はとても滑らかで、使用した時の精度はかなり良く、素性の良さが実感できます。


ケースはこの頃によく見られるCラインのケースで元々はジェラルドジェンタのデザインだったようです。今でも全然見劣りしない素晴らしいデザインですね。


文字盤の旭光仕上げも悪くないですが、ぱっと見に小さくインターの社名だけが記載されてるだけなので地味かもしれないです。


クロコのベルトと、つけやすいようにDバックルに付け替えてヨメにプレゼントしたものの反応は薄く。。

_| ̄|○


ま、興味がなければ、ただの古い中古の時計にしか見えないんだろ〜な。そういえば、クレドールの時も反応薄かったしなぁ。

車も色が似てたら、違う車を指差し、早く鍵開けてとか平気で言ってたし。。機械系はだめかも。

(-.-;)y-~~~


まぁ、ほぼアンティーク時計なので普段使いされると、防水性もなく、日光に晒されると文字盤も早々に傷むので、これで良かったのかもしれないです。


世の中うまくできてるもんだ。

なんてね〜(๑˃̵ᴗ˂̵)

アンティークとして ロンジンの懐中時計


LONGINESとCUERVO Y SOBRINOSのWネームの懐中時計デス。


ロンジンは有名なので読めると思いますが、後はクルエボ イ ソブリノスと読み、キューバのハバナにある時計メーカーで、歴史もあり、かのヘミングウェイも顧客の一人だったそうです。


中のムーブは1915年のアンティーク、ケースは1900年のものです。

どっちにせよ100年前のシロモノですな。それでも、今も元気にわりと正確に動いてマス。

スゲーな。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ




ケースは銀無垢がベースになっていて、その上からローズゴールドをのせ、手彫りで花の図柄が掘り込まれています。金と銀の2色使いになっている、ちょっと珍しいデザインかなと。文字盤はポーセリン(陶器)になっていて、残念ながらうっすらとヒビが入っています。そのせいで価値はたいしてありません(=^▽^)


ただ、まぁ、100年もの間、壊れずによく残ったものだと感心します。




裏蓋をあけると、LONGINESのサインと共に、金色で5枚のメダル、銀色で7枚の美しいメダルが描かれ、中央に7 GRAND PRIX の刻印が施されています。


これは、当時パリ、アンヴェール、ブリュッセル、ミラノなどの都市で開催された国際的な博覧会において、LONGINESがグランプリを受賞したことを記念して刻印されているものだそーです。


数字の7は当時パリで開催された時計展示会において、ロンジンが7度目のグランプリ獲得を記念して刻印されたものだとか。




この懐中時計に金のチェーンを取り付け、時計と反対側部分にTバーの代わりとして、イタリアLATAMA製小型ナイフを取り付けております。

さすがにこれはシリアルがないので製造年は不明となってますが、なかなかいい感じで出ていて、懐中時計に似合っているかと。

ショップによるとこのナイフは20世紀前半のビンテージだろうとのこと。


いちおうことわっておきますが、小型ナイフを飾りとして懐中時計につける事はアルことで、あっしの変な趣味ではないということを記しておきます。危険人物と思われるのも嫌ですし。最近は物騒な事件も度々おきてますしね

(^-^;


100年も前にどういういきさつでこの図案を彫ったのか、どんな人が手にしたのか、どうやって日本の自分の手にわたってきたのか、最初に買った人はこんなトコロへ来るなんて思いもしなかっただろうなと、色々と考えちゃいます。


コレクションBOXから取り出し、ゼンマイ巻上げ定期的に動作させております。


どーでもえー事ですが、今回だけ写真画像をショップさんが撮ってくれたやつから流用してます。だって、綺麗に撮れてるしね。w


たった100年なのか、もう100年なのか、なんと表現して良いのかわかりません。

ただ、おそらくもういない人達の手で巻き上げられてきたゼンマイを、自分の手がカリカリと巻き上げている。

自分は間違いなく此処にいて、またいつの日か誰かの手に渡っていくのだろーね。

いつまでこの流れを続けられるか、楽しみにしています(๑╹ω╹๑ )


これも時計の楽しみ方の一つだと思います。