hubsanのブログ

とりとめもなく時計をかき集めてます。気になるのはともかくポチッとな。買って溜息、買わずに後悔。
(-.-;)y-~~~

アンティークとして ロンジンの懐中時計


LONGINESとCUERVO Y SOBRINOSのWネームの懐中時計デス。


ロンジンは有名なので読めると思いますが、後はクルエボ イ ソブリノスと読み、キューバのハバナにある時計メーカーで、歴史もあり、かのヘミングウェイも顧客の一人だったそうです。


中のムーブは1915年のアンティーク、ケースは1900年のものです。

どっちにせよ100年前のシロモノですな。それでも、今も元気にわりと正確に動いてマス。

スゲーな。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ




ケースは銀無垢がベースになっていて、その上からローズゴールドをのせ、手彫りで花の図柄が掘り込まれています。金と銀の2色使いになっている、ちょっと珍しいデザインかなと。文字盤はポーセリン(陶器)になっていて、残念ながらうっすらとヒビが入っています。そのせいで価値はたいしてありません(=^▽^)


ただ、まぁ、100年もの間、壊れずによく残ったものだと感心します。




裏蓋をあけると、LONGINESのサインと共に、金色で5枚のメダル、銀色で7枚の美しいメダルが描かれ、中央に7 GRAND PRIX の刻印が施されています。


これは、当時パリ、アンヴェール、ブリュッセル、ミラノなどの都市で開催された国際的な博覧会において、LONGINESがグランプリを受賞したことを記念して刻印されているものだそーです。


数字の7は当時パリで開催された時計展示会において、ロンジンが7度目のグランプリ獲得を記念して刻印されたものだとか。




この懐中時計に金のチェーンを取り付け、時計と反対側部分にTバーの代わりとして、イタリアLATAMA製小型ナイフを取り付けております。

さすがにこれはシリアルがないので製造年は不明となってますが、なかなかいい感じで出ていて、懐中時計に似合っているかと。

ショップによるとこのナイフは20世紀前半のビンテージだろうとのこと。


いちおうことわっておきますが、小型ナイフを飾りとして懐中時計につける事はアルことで、あっしの変な趣味ではないということを記しておきます。危険人物と思われるのも嫌ですし。最近は物騒な事件も度々おきてますしね

(^-^;


100年も前にどういういきさつでこの図案を彫ったのか、どんな人が手にしたのか、どうやって日本の自分の手にわたってきたのか、最初に買った人はこんなトコロへ来るなんて思いもしなかっただろうなと、色々と考えちゃいます。


コレクションBOXから取り出し、ゼンマイ巻上げ定期的に動作させております。


どーでもえー事ですが、今回だけ写真画像をショップさんが撮ってくれたやつから流用してます。だって、綺麗に撮れてるしね。w


たった100年なのか、もう100年なのか、なんと表現して良いのかわかりません。

ただ、おそらくもういない人達の手で巻き上げられてきたゼンマイを、自分の手がカリカリと巻き上げている。

自分は間違いなく此処にいて、またいつの日か誰かの手に渡っていくのだろーね。

いつまでこの流れを続けられるか、楽しみにしています(๑╹ω╹๑ )


これも時計の楽しみ方の一つだと思います。