パテックフィリップのゴールデンイリプスです。
ブルーの文字盤にヤラれていきおいで買ったものの、なかなか使う機会のない不憫なパテック。
でも、お気に入りの1本には違いないし、毎朝今日は何をつけようかとウオッチBOX見たときにチラ見して、満足している自分w
パテックの青文字盤って、本当にきれいデス。淡い光の中であっても文字盤の反射がヌラヌラ怪しげに光るであります。格上の旭光仕上げにはくらっときます。
文字盤は青色ですが、ベースは金で出来てます。インデックスはホワイトゴールドになってますが見た目ではなんだかわからないすね。
聞くところによると、この文字盤を作っていた所とは今はもう取引がなくなってるらしいので、全く同じクオリティの文字盤はつくれないかもとのうわさ。腐らないように気をつけようと思います。
※その後、新たに別の会社を見つけたようです。
ケースの作りは薄くてぱっと見にあまり目立つ要素もないんだが、よくよく見ると、光沢のある部分とうっすらとヘアラインが入っているケースが重なってできていて、一部の隙間も無いワンピースのような見事な仕上がり。
針はおもいっきりペラペラ、Dバックルも極薄ですっげーたよんない感じなのに、しっかりしている。不思議っすねぇ。あと、ケースがとってもやわらかいのか、ちょとしたことでペコっとへこみ傷ができる。Σ(゚д゚lll)
普段使いなんてコワくてコワくて。
庶民が無理して買うモノじゃないかもな_| ̄|○
とは言いつつも、2針薄型の時計としてみたら、角の取れたレクタンギュラーは均整の取れたバランスの良い形状で、見た目の安定感というのか、縦横の比率が絶妙で、ベゼルもきれいなRで落ち着いた雰囲気をだしてます。
何もかもがマルッとしているのではなく、直線、平面、曲線、曲面、それぞれが違和感なく関係性を保ちつつ共存しているデザインはとても秀逸だと思います。しかも、デザインしました的な押し付け感がなく上品といえるのはさすがです。
ゴールデンイリプスはリリースされてから50年もの間、基本デザインが変わってません。完成されたデザインは変更のしようがないもので、下手にいじればバランスを失ってしまいます。スバラシイ!
この時計で残念なとこは、何を隠そうクオーツである事、デイト表示がある事でしょうね。手巻きのゴールデンイリプスにはデイトは付いてません。
いつかはカラトラバも欲しいなと思いつつ表参道のスフィアに行ってはみるものの、ひょっとして使わない時計の1本になるのかもと思うとなかなか踏ん切りがつかない。
しかも、簡単にほいほい買える価格でもないしねぇ。
まぁ、パテックフィリップはそれなりの地位を持つ方が所持する時計。お金を出せば誰でも買えるけど、(一部のモデルは特別な顧客しか買えないというか、売ってもらえないモデルもあります)本当の意味で持っていい物と、そうでない物がある。モノを知る人の前で恥をかかないようにしなくてはね。。σ^_^;