hubsanのブログ

とりとめもなく時計をかき集めてます。気になるのはともかくポチッとな。買って溜息、買わずに後悔。
(-.-;)y-~~~

小粋な レベルソ クラシック


ジャガールクルトのレベルソクラシックです。


もともとこのクラシックはいつか手に入れたいと思っていた時計だったのですが、ついつい浮気心が出て違うものばかりに手を出してしまい、入手はかなり後になりました。(≧∀≦)


ジャガールクルトと言えばレベルソがド定番。1931年に発表されてから基本的なデザインを変えずに今に至る超ロングセラーの時計です。


発表当時はアール・デコの最盛期。

ココ・シャネルなどにも見られる直線的なデザインでシンプルさが特徴です。モードが確立されてきた時代でもありました。


元々、インダストリアルデザインを専攻していたので、一番この時代がすきです。


そんな中で生み出されたレベルソも当時のデザインが色濃く反映されています。そして、今の時代でも色褪せる事なく、惚れ惚れするプロポーションだと感じます。


ちなみにレベルソとはラテン語で回転するという意味だそうです。


※初代モデル


余談ですがシチズンの創立は1930年です。歴史を感じますね。

ヽ(´ー`)



レベルソは、もともとはポロ競技でガラスが割れないように本体を裏返して保護する機能をもたせた画期的な時計だったのですが、今となってはサファイアガラスになったおかげで滅多に割れたりする事は無くなり、本来の機能の意味を失っています。


そこで、本体を裏返した時に時計の中身が見えるシースルーにしたり、表とは異なったデザインの文字盤を付けて、リバーシブル仕様になった物が出てきました。1本で2本分楽しめるので使いこなしの幅が広がりますね〜。


まぁそれはそれで良いのですが、あっしは元々のアール・デコとしてのシンプルなデザインがレベルソの源流であり、上品である事を第一に考えれば、余計なものは極力排除したいと思ってました。よって、レベルソは数多あれど自分はクラシック一択という事になります。( ˘ω˘ )


手に入れた後で気が付いたのは、文字盤の日焼けを防ぐ為に、たまに本体を手首の下側につける事があったのですが、このレベルソなら日差しが強い時は本体をひっくり返して文字盤のヤケ防止ができるので、結構この機能は重宝してます。わざわざベルト外して付け直す必要が無くなりました。



昨今の時計はデカアツになってきていますが、このクラシックは本体が23x38mmのかなり小ぶりなサイズとなっていて、シャツの袖口でやたら目立つ事もなく、控え目な装いとなるので、レクタンギュラーの時計の中では使いやすい時計だと思います。


意外にスーツだけではなく、カジュアルでも、合わせやすいのでオフの時でも出番があります。一応、元はスポーツモデルでもあったわけですし。


そんな事で、このレベルソはかなりお気に入りの1本となりました。


ジャガールクルトはハデではなく上品なデザインが多いですが、冷たい感じではなくどことなく色気があるのが魅力です。

(*´∇`*)