hubsanのブログ

とりとめもなく時計をかき集めてます。気になるのはともかくポチッとな。買って溜息、買わずに後悔。
(-.-;)y-~~~

戯言 時計のオーバーホール

数年に一度のオーバーホールはちょっとしたイベントです。事前の見積もりに出して、修理箇所がないか簡単にチェック、それから発注となります。


発注してから仕上がりまでは約3週間くらい預ける事になるので見積もりから受け取りまでおよそ1か月は時計無しとなります。


機械式の時計を持っている人は、大抵複数の時計を所有してる事が多いので全くない状態になる事はないでしょうが、何時もの時計が無いというのはなんとなく寂しさを感じる事が有ります。




特に手巻きを使っていると、いつも決まったタイミングでゼンマイを巻くのが習慣になっているので、余計に感じるかもしれません。

上の写真は自動巻きですけど(๑˃̵ᴗ˂̵)


いつも在るものがない。


いつもする事をしないでいい。


こんな時がたまにあるからこそ、余計に愛着を感じるのかもしれないですね。


さて、そんなこんなで1ヶ月過ぎて時計店からオーバーホール完了の連絡があり、時計を受け取りに行く時は、新しい時計を買いに行く気分に近いです。


受け取りの瞬間はいつもドキドキしてしまいます💓

白い手袋をつけた店員から丁寧に時計を差し出されたら、見慣れた時計ですがやはり心踊ります。


☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


時計のオーバーホールは機械式でメーカーだと5〜10万程度、一般の時計店で3〜5万程必要となります。ちょっとした出費ですね。クオーツでもオーバーホールは必要ですが、機械式より少し費用は少なくて済む事が多いですが、それでも2〜5万程は必要になります。安い時計なら新品が買えますね。💦


一般的にはおよそ5年毎にオーバーホールを実施するのを勧めていますが、私は特別な事情がある物は別として、もう少し期間を長くとります。複数の時計をローテーションで使用している為、機械の稼働時間が非常に短いのと、頻繁に分解するのは機械に負担をかけてしまい、寿命を短くするリスクを嫌うからです。


上の時計をオーバーホールした時の写真



オーバーホールの期間は人によって言う事が違いますし、絶対解より最適解で判断するのが良いと考えます。人によっては、かけるコストなど総合的にみて壊れるまでオーバーホールしないという人もいますしね。意外にも長い間大きなトラブルなく使っているケースも実際にあります。ただし、止まってしまった時は大抵、完全に壊れてしまい、復旧不可になる可能性が高いですけど。


少し極端な例をあげましたが、いい時計を所有するなら、どのように管理するかポリシーを持ち、それに沿ってきちんと維持管理できなければ、持つ喜びの全てを享受出来たとはいえないかもしれませんね。(´∀`)

戯言 時計の精度

時計の性能として、精度を気にする人が意外と多いなとかんじています。


時計は現在の時刻を知るアイテムで本質的なところですから、より正しい時刻を表示する事を求めるのは当然かと思います。


ゼンマイの機械式時計の頃から、スイスの天文台で精度を競い、クロノメーター規格の認定を受ける事が、より良い時計の証しとしてきた事もありました。


1970年に入りクオーツが日本で発売され、飛躍的に精度が向上し世界中の時計が一気にクオーツに塗り替えられていきました。(正確には1969年12月25日ですけどね)


※セイコー アストロン 世界初のクオーツ腕時計


機械式は一般的なものでゼンマイのパワーリザーブは1〜2日、精度は10〜30秒/日ですから、クオーツの電池が年単位で持続し、かつ精度は15〜30秒/月と桁違いなので、誰しもがクオーツを選択するのは自明の理ですね。


その後、クオーツの精度をより良いものにする為、月差15〜30秒を年差10〜30秒まで引き上げた物が現れるようになりました。


※グランドセイコー SBGX005 年差10秒


このような流れを時計の世界ではクオーツショックと呼んでいます。この時にスイスの時計産業は一気に減速、衰退し機械式時計は絶滅寸前まで追い込まれたのです。その後、奇跡的な復活をするのですが、それはまた後日のネタとして。♪(´ε` )


クオーツの世界も年差まで行き着きこれ以上の精度追求は限界まできていましたが、時刻を知らせる為の電波を受信し自動で常に時刻を合わせる時計が1985年にテーブルクロック、1990年に腕時計がドイツで発表され、約10万年から100万年に1秒の誤差にまで行き着きました。そりゃ原子時計と同期するんだから正確ですわな。(^。^)

ちなみに今の日本標準時は3億年に1秒の誤差だそうです。


※ユンハウス MEGA1


その後、GPSを使う物なども出てきて、もはや時計が狂うなんてのは過去の事のように思っている人が多いのではないでしょうか。スマホだって時刻を同期させてるからズレませんしね。


話は戻り、正確さを時計に求め、それに対応するデバイスがある現代ではありますが、実際の生活で秒単位のコントロールを必要としているかと言えば、そうではないですよね。😚


正確な時計がたくさんある中で、ひょんなことから、機械式の時計を使うようになり、30秒/日ズレるのが当然になりましたが、全く生活面で困る事はありません。


朝に大体合わせておけば、朝外出し帰宅するまでは約半日のことですので、ズレ幅は大雑把にいうと日差は半分ですみますし、電車などの交通機関は数分の遅れなんかザラですし、会社の始業時間も秒単位でギリギリ滑り込みなんてしないのが常識ですから、1分ズレてる時計を使っても一般的な生活面において、現実的には影響なんてほぼ無いと言えるでしょう。

そのまま時刻を合わせずに使いっぱなしだと、半月で10分近く狂いますけど、そこは使い方次第ですね。


この点から冷静に考えると、精度が重要なのではなく、その性能を満たしているモノに魅力を感じているだけでは無いかと考えるのです。


最高速300km/hを誇る高性能車を日本の一般道で走っても、その性能はオーバースペックであり、発揮する機会はほぼ無いでしょう。しかしながら、その性能に惚れ込んでいれば、渋滞する中トロトロ走ったとしても満足なのでしょうね。


※ブガッティ ヴェイロン ギネスに量販車最速で登録 最高速約430km/h!


余談が過ぎましたが、あんまり細かいことばかりに囚われるのではなく、もう少し大らかな気持ちでいられると、色々楽しめるかも知れませんね。

ヽ(*´∀`)

戯言 時計の衣替え

季節の変わり目で時計も衣替えをしています。


暑くなって汗ばむ季節は金属ベルト、涼しくなると革ベルトにします。交換するベルトがあるやつだけですけど。(๑>◡<๑)


同じ時計でも、ベルトを替えるだけでかなり印象が変わるので、これも楽しみの一つとなっています。


ちなみに、9月末まではこんな感じ



10月からはこのように。


今回は青系のベルトにしてみました。

(*'▽'*)


革ベルトは安いものだと数千円からあるので、色違いでいくつかのベルトを揃えると、付け替えながら雰囲気を替えて楽しめます。d(^_^o)


革の質感や、色、縫製のステッチ、仕立てなどで思った以上に雰囲気がガラリと変えられます。



ずっと同じ時計ばかりしてると飽きがきてしまいますが、ベルトを替えるだけで新しい時計を買ったような気になれます。(^-^)


ベルトは消耗品なので、あまりこだわりすぎないように、価格にして1万円以内まででチョイスするのがあっし流。もちろん時計自身がそれなりのものには、相応のものをつかいます。


革ベルトはどうしても使ってると劣化しますので、多少の割り切りが必要です。


自分でベルトを付け替えるには、専用の工具が必要ですが、たまに工具付きで販売してることもあり、いくつかベルトを買い揃えるうちに自然と増えていきます。

ただ、オマケでくれる物ですから、大したものではないですが、それでもないよりはマシです。


何回か自分で交換してみて、慣れてきたら、ちゃんとした工具を入手しても良いかもです。


自分で交換すると時計にキズ付けてしまったり、ベルトをとめるバネ棒をすっ飛ばしたり、金属ベルトのパーツがどこかへいって紛失したりするので、そこは自己責任で!充分注意してくださいね(๑・̑◡・̑๑)


その他注意点として、ベルトが替えられる機種と、交換出来ないものがあります。また、ベルトの幅がmm単位となっているので最初は時計店で相談するのが安全です。


お店でベルトを買うと、大抵はサービスで交換作業をしてくれるので手間もかかりません。ものの数分で作業は終わります。👍


今まで付いていたベルトはまた再使用する事もあるので、無くさないようにしてくださいね。


あと、革ベルトにした際にベルトの留め方が慣れていないと、付け外しの時に落下させてしまう事があります。

慣れるまでは机の上等で付け外ししてください。大事な時計を破損させないようにしないとね。


落下対策としてはDバックル、3つ折れバックルという留め金に変更するのがオススメです。


私はほとんどの革ベルトはDバックルにしています。付け外しがとても楽で、ベルトの両端が繋がったままになるので、落とす心配がなくなります。

見た目もちょっとヨサゲな感じになります(≧∀≦)


あと、細かい事だけどDバックルだとベルトが痛みにくく長持ちさせられます。


一般的な尾錠は、ベルトが曲げられている上に、センターのピンが付け外しする度にベルトの穴に挿したり抜いたりするので穴が広がっていきます。


かたやDバックルは上下にベルトが並ぶ形状なので無理な曲げはなく、センターのピンも挿したままの為、痛みにくいです。


バックルは主に構造が3つ折れ、観音開きの2タイプ、留め金の仕組みが、嵌め込み方式とプッシュ方式がありますが、少し高くても、構造はともかくプッシュ方式が使いやすくオススメです。


写真の金色が3つ折れのプッシュ式、銀色が観音開きの嵌め込みタイプになります。




革ベルトにしたら、併せてお試しください。

ヽ(*´∀`)