戯言 古くなった時計はどうするか
別の所にも書いた内容ですが、戯言として。
先日某時計店でボケッとしていた時に修理しようとして時計を持ち込んで来ていた方の会話が気になりました。
その方の持ち込んだ時計は国産メーカーの時計ではありますが、まぁそこそこの良い時計で、おそらく当時の価格帯は10万こえる位かなという物でした。
時計そのものは動いてはいるものの、複数の不具合がある様子です。
最初は修理を希望されてましたが、店員が、オーバーホールになると話され、概算を提示したところ、お客はえっ!とうなり、暫く考えているようでしたが、そんな金額出すと、新しい時計買えるじゃないかと少しご立腹。そして、わかったよ。これは捨てて新しいのを買うよと不機嫌になりつつも、新しい時計を物色し始めました。
このクラスの時計は、動かなくなったりしたら使い捨ててしまう方が多いと思いますが、品質の良い時計なのでちょっと勿体無いなぁと思います。
オーバーホールはクオーツだとおよそ2万円位かかるので、買い替えたほうが良いと判断されたのだと思います。
大半の方はおそらくそう考える方が多いと思います。否定はしませんが、特にその時計に嫌気がさしてなければ、オーバーホールして、また一緒に時を歩む伴侶にしてみるのもよいかと思うのです。
クオーツもきちんと手入れすれば20〜30年近くは使えることが多いです。長く使うのは機械式時計の特権というものでもありません。
丁寧に使う、時計に悪影響を与えるのはどういう事かを知れば、機械式もクオーツも大差ないです。
なぜ機械式はオーバーホールして長く使い、クオーツは使い捨てにしてしまうのでしょうか。
超高級機であれば確かに古くなってもキチンとメンテナンスされた時計は資産価値が付くので分かりますが、程々の時計は殆ど価値は有りません。
いつか物は壊れる時が来ます。
その日がくるまで使い切ってあげる気持ちも大事なのでは無いかと思うのです。(*´ω`*)
1977年製 セイコーのキングクオーツです。今も元気に時を刻んでいます。(^-^)
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